「出雲大社」は知らない人はいないんじゃないかなと思えるくらい、知名度が高い神社です。
60年に一度の「平成の大遷宮」が行われ、ますますその知名度は上がったようですね。
大しめ縄も有名ですよね。
今回は縁結びとして有名な「出雲大社」についてです。
ここでは
- 出雲大社のご利益
- 出雲大社の御朱印
- 出雲大社での参拝方法
- 出雲大社の見どころ
主にこのような内容をお伝えします。
「出雲大社って縁結び?」
「出雲大社に行きたーい!」
「出雲大社についてご利益など詳しく知りたい」
このように思っていたらこの記事はお役に立てると思います。
出雲大社は縁結びの神さまとして知られていますが、この「ご縁」は恋愛成就だけではなく広ーい意味での「ご縁」なんです。
出雲大社とは
出雲大社は島根県出雲市に位置し、全国から良縁の願いを求める参拝者が訪れています。
そして全国から神さま達がお集まりになる出雲大社。
正式名称は「出雲大社(いずもおおやしろ)」と言います。
出雲大社は「古事記」に記されているほどその歴史は古く、明治初期まで杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていたそうです。
伝承はいくつかあるようですが、出雲大社の由来は「古事記」によると、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)が国づくりされた日本の国土を天照大神(あまてらすおおみかみ)に譲られました。
その功績をたたえて荘厳な宮殿が創建されました。
これが出雲大社の始まりだとされています。
参考:出雲観光ガイド
興味があったら古事記など読んでみてくださいね。
出雲大社の全体像がわかる動画を見つけました。
動画
出雲大社の国宝に指定されている本殿は、延享元年(1744)造営されたもので高さは約24m。
太古の時代では現在の4倍の約96mもあったんだそうです。
出雲大社のご祭神は
出雲大社のご祭神は
ご祭神:大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
「だいこくさま」として良く知られています。
大国主大神は出雲を繁栄させ、多くの女神と結婚して子どもをもうけたことから「縁結び」の神さまだと言われているようです。
ですが、本当の意味での「縁結び」は恋愛成就だけではないんです。
今では広く“えんむすび”の神として人々に慕われていらっしゃいますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。
そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様なのです。
出雲大社の公式サイトにはこのように綴られています。
また、天照大御神(あまてらすおおみかみ)は大国主大神に対して「目に見えない世界を司り、そこにはたらく「むすび」の御霊力によって人々の幸福を導いて下さい。」と話されたと伝承されています。
【目に見えない「むすび」の御霊力】というのがキモですね。
仕事上での縁(むすび)、あなたの周囲での(むすび)、もちろん恋愛に関する縁(むすび)もすべて、出雲大社の主祭神である大国主大神が導いてくださっている、、、ということのようです。
また、有名な神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」に大国主大神が登場しています。
ちなみに助けられた白うさぎは、大国主大神との八上姫との縁を取りもったと言われていますよ。
出雲大社のご利益
先ほどもお伝えしましたが、あらゆる縁を結ぶ「縁結び」のご利益があります。
悪縁は断ち、良縁が結ばれるとされています。
これはやはりご祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)のパワーによるものです。
モテモテだったので恋愛成就のご利益はもちろんですが、日本の国土を創ったり譲ったりということは、周囲の神々の協力がなくては成し遂げられないものです。
それをすべて成功へ導いてきたのですから、良い縁を結んできたということができるでしょう。
そして多くの女性と結婚していることから良縁成就や安産、子宝というご利益があるとされています。
ご利益をまとめますと、
- あらゆる縁結び
- 恋愛、良縁成就
- 子宝
- 安産
境内には恋愛成就スポットや子宝スポットがあるので、忘れないようにお参りしておきましょう。
出雲大社での参拝方法
出雲大社のご利益を最大限に受け取るために、正しく参拝しましょう。
というのも、出雲大社での参拝方法はちょっと違います。
ひとつひとつ、順を追ってお伝えしますね。
引用:公式サイトより
勢溜(せいだまり)の大鳥居
勢溜(せいだまり)の大鳥居が出雲大社の正門になります。
ですがここは二の鳥居です。
一の鳥居は出雲大社前駅の近く(・・といってもちょっと距離はありますが)、国道431号線と神戸川が交わったあたりにあります。
フツーはこの勢溜(せいだまり)からの参道を行く人が多いかなと思います。
祓社(はらえのやしろ)
参道の右手、三の鳥居までの間に「祓社(はらえのやしろ)」が鎮座しています。
四柱の祓戸神(はらいどのかみ)が祀られており、ここで心身の穢れを祓い清めます。
祓端(はらえのはし)と松の参道
祓端(はらえのはし)を渡って三の鳥居をくぐります。
三の鳥居からは松の参道をゆっくりと歩きましょう。
だんだんと神さまに近づいているという緊張感があります。
御神像と縁結びの碑(いしぶみ)
松の参道を進むともうすぐ境内。
右手に大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の「ムスビの御神像」、
左手に「御慈愛の御神像」があります。
それから忘れてはいけないのが「縁結びの碑」。
恋愛成就を願うなら、可愛い白うさぎの「縁結びの碑」をお参りしておきましょう。
手水舎
いよいよ神さまの領域に入っていきます。
入っていく前に、手水舎で手と口を清めましょう。
今はコロナ禍でひしゃくは置かれていません。
引用:公式サイトより
銅鳥居
四の鳥居である銅鳥居です。
ここは荒垣正門。
いよいよ神域、軽く一礼をしてくぐります。
拝殿
正面に拝殿があります。
大しめ縄がとっても有名ですよね。
その巨大しめ縄は数年に一度、新たに作られて交換されているんだそうです。
拝殿は1963年に新築され、戦後最大級の木造神社建築だと言われています。
で、ここで参拝をする訳ですが、出雲大社の参拝方法はちょっと違います。
一般的な参拝方法は「二礼二拍手一礼」ですよね。
出雲大社では
二礼四拍手一礼
拝殿以外の他のお社での参拝も同じように行いましょう。
八足門(やつあしもん)
私は大しめ縄の拝殿の前で参拝した記憶があるのですが、通常はもう少し先、「八足門」から参拝することができます。
ご祭神に一番近づくことができる門です。
八足門の先に楼門があり、お正月5日間は八足門が開いて楼門までいくことができるということです。
御本殿
御本殿は日本最古の神社建築様式で、大社造りと言われています。
「天下無双の大廈(二つと同じものが無い壮大な神殿)」と称えられるご本殿の造りは、言葉で言い表すことができないほどの歴史を感じさせます。
昭和27年に国宝に指定されています。
ご本殿にはご祭神の大国主大神をはじめとする神さま達が鎮座しておられますが、正面ではなく横向き(西向き)なんだそうですよ。
これが基本の参拝コースです。
本殿を参拝した後、周囲のお社もお参りしておきましょう。
出雲大社の見どころ(パワースポット)
広大な敷地に見どころ満載の出雲大社。
本殿の周囲には多くの摂社や末社が祀られています。
時間を忘れてじっくりと散策をしてほしいのですが、
特にここだけは外せないパワースポットをご紹介します。
素鵞社(そがのやしろ)
素鵞社(そがのやしろ)は本殿の真裏に位置し、神々が住んでいると言われる「八雲山」を背にしています。
ご祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神である「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」です。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)と言えば、出雲国のヤマタノオロチ退治が有名ですよね。
ご利益は幅広く、厄払いや学問向上、五穀豊穣、縁結びなどがあります。
一段高い所に祀られ強いパワーを感じる場所だと言われています。
十九社(じゅうくしゃ)
本殿の両横に東十九社、西十九社があります。
ご祭神は八百萬神(やおよろずのかみ)。
神在月に集まられた神さま達のお宿となるお社です。
神在祭の間(旧暦10/11~17)は社の扉が開かれるんだとか。
旧暦の10月は神無月(かんなづき)といいますが、出雲では神在月(かみありづき)といいます。
日本中の八百万の神さま達が出雲にお集まりになるからです。
一方、出雲以外では神さまがいないので神無月というのですね。
ほかにもまだまだスポットはあります。
神祜殿(宝物殿)や境内のうさぎ、神馬神牛像などなど、ゆっくりと境内を散策してくださいね。
出雲大社の御朱印
出雲大社の御朱印はとてもシンプルで3種類あります。
神社の御朱印は簡素なものが多いです。
今はコロナの影響で書置きした御朱印のみになっています。
社務所でいただくことができます。
出雲大社オリジナルの御朱印帳も数種類あるので、参拝記念にもイイですね。
つ、ついに手を出してしまいました…。右が本殿、左が神楽殿。#御朱印 #御朱印ガールならぬ御朱印オッサン #御朱印帳 #出雲大社 pic.twitter.com/t41GRMu3z5
— スモートフォン (@azechiazechi) October 27, 2016
おはよーございます😀
昨日は、尾道道から #出雲大社 へ🚙
150kmほとんどが無料区間😆でしたが、到着は昼過ぎ😓 松山市に到着は21:30でした。これから、2日間 四国88巡礼の旅です。
本日もよろしくお願いします🤲#御朱印 pic.twitter.com/MT5T8DbEPR— ひとち ☆彡御朱印 (@Hitochi0212) September 21, 2019
島根県出雲市大社町にある出雲国一宮 出雲大社に参拝(●´ω`●)
新型ウィルスの影響で当面は自分も参拝を自粛( ´Д`)y━・~~
過去の参拝をツイートします。
まずは初めて御朱印を頂いた出雲大社を#御朱印 #出雲国一宮 #出雲大社#島根県 #御朱印巡り pic.twitter.com/5wwQdnRKiM
— よねっち (@hzz7HJ5f5leV6WT) April 9, 2020
神在月には出雲大社のパワーが最強に!
神在月では神さまをお迎えする行事が行われます。
神迎祭(かみむかえさい)や神在祭(かみありさい)神等去出祭(からさでさい)。
全国の八百万の神さま達が集うので、パワーが最強になるとも言われています。
出雲大社では旧暦10月11日から17日まで7日間、神事が行われます。
これらの神事は一般参加はできないのですが、やはりこの時期、参拝者は増えると聞きます。
人の縁も決められるんだそうですよ。
出雲大社の基本情報
出雲大社の基本情報です。
お出かけの際の参考にしてくださいね。
参拝時間 6時~18時
祈祷の受付 8時30分~16時頃
※この時間外は銅鳥居前でのご参拝になります。
神符守札授与所 7時~18時
住所 島根県出雲市大社町杵築東195
電話番号 0853-53-3100
コロナ禍で参拝時間が通常通りではありません。
お出かけ前に確認をしてくださいね。
アクセス
【飛行機の場合】「出雲縁結び空港」より直行バス約35分
【電車の場合】 JR「出雲」駅より 一畑バス[出雲大社・日御碕・宇竜行き]で25分
【車の場合】 出雲ICより国道431号
無料駐車場があります。(5か所)
まとめ:いろいろな「むすび」のご利益をいただきに!
今回は神々が集う出雲大社についてお伝えしました。
私は出雲大社には憧れのような思いがあって、20代の頃に訪れて今度は母と一緒に・・と思っていたのに母が倒れてしまって。。
母とはたぶん、もう一緒に行くことは叶わないだろうから私が代表して行こうとと思っていた矢先にコロナが大流行し、今に至っています。
なので今回は過去の記憶をたどりながら、そしてまた参拝できる日を夢みて記事にしました。
あ、そうそう、出雲は遠くて行けない場合は出雲大社の分社がある地域もありますよ。
このあたりは別の機会にお伝えしようと思います。
今はコロナで思うように外出もままならない時期ですが、いつかあなたも、ぜひ出雲のパワーをいただきに訪れてくださいね。