志賀海神社(しかうみじんじゃ)は福岡市東区の志賀島に鎮座する神社です。
森林に囲まれさざ波の音を聴きながらお参りできるパワースポット。
志賀島(しかのしま)は、島と言っても陸続き。
福岡市内からだいたい40分から50分くらいで行くことができます。
私は今回、久々に志賀島へ。
海を見ながらドライブをし、志賀海神社へ行ってきました。
ここでは
- 志賀海神社の見どころやご利益
- 志賀海神社の御朱印
- 志賀海神社のパワースポット
- 筥崎宮の基本情報
これらのことをお伝えします。
「志賀海神社で御朱印はもらえるの?」
「志賀海神社について詳しく知りたい!」
「志賀海神社のご利益は?」
志賀海神社は、全国にある綿津見神社・海神社の総本山となる歴史のある神社、そして「龍の都」だと称される神社なのです。
志賀海神社(しかうみじんじゃ)とは
志賀海神社が鎮座する志賀島は福岡市東区の一番端っこにあります。
夏場になるとサーフィンや海水浴客で賑わう観光スポットです。
近くには水族館や、海浜公園と言われるひろーい公園もあります。
福岡市住人だったら一度は訪れたことはあるレジャースポットです。
志賀海神社は海神さまをお祀りし、博多湾の総鎮守として信仰されています。
また、国歌「君が代」のルーツだとされ、万葉集にも描かれているんだとか。
志賀島は漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)の「金印」が出土されたことでも知られています。
近くに金印公園もありますよ。
石段を登り鳥居をくぐり、鳥の鳴き声と海の波音を聴きながら身も心も清められる神社です。
志賀海神社のご祭神は?
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらへ)によってお生まれになった綿津見三神が祀られています。
- 仲綿津見神(なかわたつみのかみ)
- 底綿津見神(そこわたつみのかみ)
- 表綿津見神(うわつわたつみのかみ)
綿津見三神は海の中、底、表をそれぞれ守ってくれるとされています。
海上交通の安全はもちろん、潮や魚介類などの海産物のお恵みをもたらす神として信仰されてきました。
また禊祓の神としても信仰されています。
綿津見三神は不浄や厄を祓い、潮の満ち引きで人の命も司る神さまだと言われています。
志賀海神社のご利益(ご神徳)は?
福岡市博多区の住吉神社にも海の神さまが祀られています。
住吉三神ですね。
住吉神社についてはこちらに詳しく書いています↓
住吉神社に祀られている住吉三神も、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が禊祓(みそぎはらへ)をした際に生まれたと言われています。
綿津見三神と一緒にお生まれになったそうですよ。
で、ご利益ですが先ほどからお伝えしているように綿津見三神は海の神さまですから、もちろん海上守護。
それに加え、
交通安全、再生回帰の神、災厄祓除、病気平癒、健康長寿、家内安全、子供守護、これらのご利益があるとされています。
志賀海神社のパワースポット
志賀海神社の境内はさほど広くはないのですが、パワースポットがぎゅっと詰まっているような感じです。
摂社今宮神社、12社の末社、そして万葉歌碑もあります。
また、志賀海神社以外の場所に末社、摂社があり、志賀島全体からパワーをいただけそうです。
御潮井(おしおい)で清めます
志賀海神社では、鳥居をくぐる前に身体を清めることから始めます。
鳥居の左横に清めるための砂が置かれています。
砂を身体の左、右、左と振りかけて身体を清めましょう。
この砂は「御潮井(おしおい)」と呼ばれている海の砂です。
鳥居をくぐる前に身を清め、拝殿で手を合わせる前にも清めるようになっています。
末社、「山の神」
本殿へ向かう途中の参道に山の神社があり、大山津見神(おおやまつみのかみ)が祀られています。
そばにある立て札には「御神徳は国土安泰、延命長寿、開運、夫婦和合」と書かれています。
この山の神社にお願い事をする時は、アラカブやオコゼなどの顔がキレイじゃない!?な魚をお供えすると良いんだとか。
すると神さまは醜い顔を見て、快く願い事を聞き入れてくれると伝えられています。
何ともユニークな神さまですよね。
また、空の財布を供えて願い事をすると、財が貯まると言われている末社です。
万葉歌碑
本殿へ向かう途中に万葉歌碑があります。
志賀島のことを歌っています。
「ちはやぶる鐘の岬を過ぎぬとも われは忘れじ志賀の皇神」
歌碑の意味
航海の難所である鐘の岬を過ぎたとしても、わたしは海路の無事をお願いしたこの志賀の神様を忘れません。
社殿
先ほどお伝えしたように、ここにも御潮井があります。
立派なたたずまい。
私以外にも次々に参拝者がいらしてましたね。
遥拝所
本殿の右側に遥拝所があります。
玄海灘を背にしてたたずみ、潮風とともにエネルギーが溢れているような気がします。
この玉垣の中に雄と雌の亀石が祀られています。
石の形がカメなんですよねー。
どうして亀が祀られているのか調べてみました。
志賀海神社の公式サイトによると、
その昔、神功皇后が三韓へ出兵される際、正面対岸の打昇浜にある亀ヶ池亀生池の辺りにて 無事凱旋できるよう阿曇磯良丸を通じ祈願され七日七夜の神楽を奏されました。
すると 黄金の雌雄の亀に乗った志賀明神と勝馬明神が出現され 皇后に千珠万珠の玉を授け船の舵と航路を守り導いたえと伝えられ、黄金雌雄の亀は亀ヶ池亀生池に放たれましたが 後に石となって現在の金印公園近くに現れ 寛文10年(1671)4月11日に社前に納められました。
このように記載されています。
他にも神功皇后伝説は志賀島にいろいろと残っているそうです。
神功皇后伝説にちなんだ地名も残っているんですよ。
下馬ヶ浜や馬勝などですね。
遥拝所からの眺めは絶景です。
ここから正面(の方角ですね)にある伊勢神宮や皇居の宮中三殿も参拝することができると言われています。
逆光で・・諦めました涙
次回、訪れた時にきれいに写真に収めたいなと思います。
ほかにも摂社や末社が祀られていましたよ。
志賀海神社の御朱印
ゆっくりと境内を散策し参拝をした後、御朱印をいただきました。
私が訪れた日は御朱印を書いてくださる宮司さんがいらっしゃらなくて、事前に書かれていた書置きをいただきました。
カチッとした感じで素敵ですよね。
御朱印初穂料は500円です。
志賀海神社の基本情報
志賀海神社の基本情報です。
お出かけの際の参考にしてくださいね。
社務所 開所時間 6:00~17:30
住所 福岡県福岡市東区志賀島877
電話番号 092-603-6501
アクセス
【JRの場合】香椎線西戸崎下車、駅より西鉄バス勝馬行き約10分、志賀島下車徒歩10分
【福岡市営渡船の場合】博多港ベイサイドプレイスより志賀島行き30分
志賀島渡船場より徒歩10分
【車の場合】 都市高速香椎浜インターより志賀島方面25分
古賀インターより志賀島方面35分
広い無料の駐車場もあります。
まとめ:邪気をすべて洗い流してくれる
今回は福岡市の東の端、志賀島にある志賀海神社をご紹介しました。
やはり神社は身を清めることが大事なんだな、と改めて感じました。
手水は禊払いの略式なんだそうです。
志賀海神社はずっと波の音を聴いていられる神社。
心が浄化されるようにすーっと落ちついていきます。
志賀海神社に向かっている途中も
ずっと海を感じることができ、数年前を思い出しました笑
改めてすべてに感謝しようと思えた一日でした。
心が解き放たれてすがすがしい感じ。
BGMのように流れている波の音も一役買っているのかもしれません。
あなたも機会があれば志賀海神社でパワーをいただいてくださいね。
自然豊かな志賀島。
近くに金印公園もあるので歴史に触れてみるのもいいかなと思います。