お山の神さまとして知られている高良大社は、福岡県久留米市にあります。
高良山の山頂近くに鎮座し、古くから高良山を霊峰として崇拝されているパワースポットでもあります。
地元の人々からは高良山と高良大社が同じような感覚なのでしょう。
また、絶景スポットとしても人気を集めている神社です。
今回は久留米市の高良大社について、
- 高良大社のご利益
- 高良大社の御朱印
- 高良大社の見どころ
主にこれらのことについて、お伝えしていきます。
「高良大社で御朱印をいただきたい!」
「近々、高良大社へ行く予定なんだけど」
などなど、高良大社へ参拝をお考えならこの記事を参考にしてくださいね。
脚力に自信があるなら駅から徒歩で、そうでない場合は車(自家用車やタクシー、レンタカー)で行くほうがいいです。
あ、鳥居からはスロープカーがあります笑
高良大社とは
高良大社は筑後国の一宮(いちのみや)として信仰を集めてきました。
近年ではパワースポットとしても知られ、また景色が良く夜景や紅葉も楽しむことができます。
なので連休などでは家族連れやカップルが多いです。
1600年以上の歴史がある高良大社は、古くは「高良玉垂宮(こうらたまたれぐう)」と呼ばれていたそうです。
今から1600年前、仲哀天皇の御世、異国の兵が筑紫(九州)に攻め込んできました。
西に下った神功皇后(じんぐうこうごう)が追い返し、筑前国四王子嶺に登って神仏に助けを祈られた時、高良玉垂命(こうらたまれのみこと)という神が住吉の神とともに初めてご出現されたと伝わります。
引用:高良大社公式サイトより
高良大社は筑後国の一宮。
歴代皇室の御尊崇が厚く、鎌倉時代までは天皇のご裁可で社殿などを建てられていたと言われています。
住吉神社についてはこちらに書いています。↓
高良大社のご社殿は、神社建築の中で九州最大級を誇ります。
何度も建て替えられてきたようで、現在のご社殿は3代藩主有馬頼利公の寄進によるものだそうです。
歴史を感じますよねー。
現在は国の重要文化財に指定されています。
高良大社のご祭神は?
高良大社のご祭神は
主祭神:高良玉垂命(こうらたまれのみこと)
配祀: 八幡大神 (はちまんおおかみ)
住吉大神 (すみよしおおかみ)
中門(ちゅうもん)の奥に本殿があり、主祭神である高良玉垂命(こうらたまれのみこと)を中央にして祀られています。
ただ、この神さま「高良玉垂命」は古事記や日本書紀にも登場していなくて、正体は未だに分からないんだそうです。
高良大社のご利益
高良大社は生活全般を見守ってくださる神さまとして、地元の人々から篤く信仰されてきました。
主なご利益として
- 厄除け(家内安全、事業繁栄)
- 延命長寿
- 交通安全
さらに、高良神楽の発祥の地として知られ芸能のご利益もいただけるとされています。
また、「武運長久(ぶうんちょうきゅう)の神」としても崇拝されていることから勝負運のご利益もいただけます。
武運長久(ぶうんちょうきゅう)とは
武人としての命運が長く続くこと。
または出征した兵がいつまでも無事な事。
「武運」は戦闘や戦場での幸運な事、「長久」は終わることがなくいつまでも続くことを意味しています。
高良大社の御朱印
通常であれば手書きの御朱印がいただけるのですが、コロナの影響で無人、無接触での対応になっています。
疫病除けの祈念特別朱印「白澤(はくたく)」が人気です。
ブログ更新しました。
高良大社・疫病除け祈念特別朱印「白澤」を頂いてきました。#高良大社 #御朱印 #ぶたた#コロナ退散https://t.co/7OyRLSIPVe— まめp🐽🐻 (@mamemomma) May 15, 2020
白澤(はくたく)とは
6本の角と9つの眼を持っている中国の想像上の神獣。
人の言葉を理解することができたと言われています。
麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)と同じように病魔を防ぐ力があると信じられていました。
江戸時代の旅には欠かせないお守りになっていたんだそうです。
(高良大社公式サイトより)
また、高良大社の御朱印は時期によって図柄が違うのも魅力です。
久留米⛩高良大社で年越し✨
ねずみさんの御朱印もいただいてきました! pic.twitter.com/mGUr3XXxEF— かーりー@デグー飼い (@degu_bell923) December 31, 2019
高良大社の魅力(見どころ)
長い石段は131段
鳥居から境内まで延々と石段が続きます。
見上げるほどの石段はなんと131段!
脚力に自信があれば頑張って登りましょう。
そうじゃなくても安心してくださいね。
スロープカーがありますので、石段を登らなくても境内に行くことができます。
運行時間は参拝時間と異なるので、確認をして利用しましょう。
古代遺跡の神籠石(こうごいし)
久留米 高良大社 神籠石(こうごいし) 北部九州に見られる山腹に数キロに渡って置かれた列石・神籠石一つ。目的や築造年代は諸説あって不明。地震による崩壊の痕跡から、高良山のものは天武帝以前の時代なのは確からしい。 pic.twitter.com/zwDnW7k3RP
— 高橋御山人@邪神大神宮 (@jyashinnet) October 15, 2013
本殿の裏から山すそまで延々と続いている大きな石たち。
神籠石(こうごいし)と呼ばれています。
諸説あるようですが、まだ謎は解明されていないんだそうです。
古代から信仰されていたということを感じさせる神籠石(こうごいし)です。
霊水が湧くと言われる奥の院(奥宮)
なお、懐良しんのーの御在所となったのが、高良大社奥の院。 pic.twitter.com/WshrtU86oq
— 菊池武光 (@kikuchi_mikkun) July 16, 2019
本殿で参拝したらもう少し登ってみましょう。
パワースポットとしても知られている「奥の院(奥宮)」があり、諸願成就の神さまである毘沙門天(びしゃもんてん)が祀られています。
そしてここには「高良山勝水」と呼ばれる湧き水があります。
奥の院(奥宮)の高良山勝水を飲むと勝負に勝てるんだとか。
スポーツ選手はもちろん仕事での勝負など、人生で勝負をかけたい時にいただきたいですね。
持ち帰ることもできますよ。
高良山からの絶景も楽しみたい!
高良山は標高312メートル、耳納連山のいちばん西にあります。
行楽シーズンには多くの登山客で賑わいます。
季節を感じながら、筑後平野と筑後川が見渡せる眺めは最高です。
夜景スポットとしても知られています。
高良大社にも展望台があるので、ぜひ絶景で癒されてくださいね。
高良大社の基本情報
高良大社の基本情報です。
お出かけの際の参考にしてくださいね。
参拝時間 6時~17時
祈祷の受付・神符守札授与所 9時~16時30分
住所 福岡県久留米市御井町一番地
電話番号 0942-43-4893
アクセス
【西鉄電車の場合】
・西鉄天神大牟田線「久留米駅」下車
西鉄バス1-1または8番系統「信愛女学院行(御井町経由)」乗車
↓
「御井町」下車
↓
徒歩約20分またはタクシー約10分
【JRの場合】
・久大本線「久留米大学前駅」下車
↓
タクシー15分または徒歩約50分
・鹿児島本線、九州新幹線「久留米駅」下車
↓
タクシー約30分
【車の場合】
九州自動車道「久留米IC」で降りて約4キロメートル。
無料駐車場があります。(第1駐車場から第6駐車場まで)
まとめ:ハイキング気分でご利益をいただきに!
今回は久留米市が一望できる高良大社をご紹介しました。
もう一度、高良大社のご利益をまとめますね。
- 厄除け(家内安全、事業繁栄)
- 延命長寿
- 交通安全
- 芸能
- 勝負運
連休にはパートナーと、または家族と、好きな人と訪れてみてはいかがでしょうか。
ただ、今はコロナのこともあるので思うように参拝できないかもしれませんね。
お正月三が日はできるだけ避けたほうがいいかもしれません。
高良大社にはご紹介したスポット以外にも、御手洗池(みたらいいけ)や伊勢御祖神社(いせみおやじんじゃ)などなど、見どころはまだまだあります。
ぜひハイキング気分で楽しんでくださいね。
神秘なパワーを感じることができると思います。
私が訪れた福岡のパワースポットをまとめました。↓